梅香史遊

考古学を学んだ元学徒が、故郷の歴史を学びなおすブログ。

文献No.1『交流する弥生人』

 

文献概要

  • タイトル:『交流する弥生人
  • 著者名 :高倉洋彰
  • 出版年 :2001年
  • 出版社 :吉川弘文館
  • 購入経緯:2019年1月29日、入江書店(大名)にて。

目次

 前回帰省した際、帰り際にキャリーバッグを押しながら入店した。警固公園のベンチで荷造りしたのを覚えている笑 目次は以下の通り。

  • 五段階の国際化
  • 人々の暮らすムラ
  • 装いの背景
  • 神々との日々
  • 弥生人からのメッセージ
  • 東奔西走の交流

内容と所感


 直接関心のある大宰府遺跡を扱った文献ではないが、やはり最初は敬愛する、観世音寺元住職でいらっしゃる高倉洋彰先生の文献を読みたかった。
 威信財、墓地遺跡の研究など嘗てよく読んでいた言葉が目白押し。懐かしいとともについていくのが大変で、ブランクを痛感した。後の大宰府にもつながる九州北部の歴史的立ち位置を再確認できた。
 甚だ分不相応な素人意見としては、律令制による中央集権国家誕生より数百年前の時代にも関わらず「日本国」的な枠組みありきの記述がみられるのではないかと思った。

 

 

はじめに

はじめに。

 

という、学生時代何度も書いたゼミ発表の出だしで始めようと思います。
数年前まで、九州の大学の考古学研究室の末席を汚していました。

大宰府遺跡の中で育った私。観世音寺や政庁跡で遊び、学校帰りに梅が枝餅を食べ、竈門神社にお参りし、常に周りには歴史と遺跡がありました。

大学卒業から数年間、考古学から遠ざかり、関東に引っ越しましたが、やはり歴史のことが忘れられませんでした。大学で本気で学ばなかった後悔もあり。

そこでこのお正月の帰省を機に、再度故郷の遺跡を学び直そうと決意しました。実家から専門書を持ち帰り、古書店などで本を集めました。まずは可能な限り文献を読み、GWに遺跡を改めて巡ります。

 このブログですること

このブログでは、文献の内容の備忘録と、甚だ分不相応ながら所感もメモしたいと思います。
先で遺跡を巡ったら、内容も載せたいと思います。もちろん地元のお役立ち情報も。
故郷、太宰府の梅の香りに包まれて遊ぶように楽しみたいと、ブログをはじめました。よろしくお願いします。